いちご100%改造案

とある場所で行われていた「ジャンプで終わって欲しいマンガアンケート」のNO1を独走していた*1いちご100%ですが、これから私がダメな点を説明した後に面白くなるようなポイントを挙げるので、作者の河下水希先生は是非参考にして下さい。


いちご100%がつまらない大きな理由にマンネリという問題があると思います。いちご100%には複数のヒロインがいるのですが(仮にA、B、C、とします。)、主人公はどの女の子とも真剣に付き合う気は無いようです。しかし、主人公は自分の取り巻きの女の子が誰かと付き合う事になり、自分の元を離れるのを極端に恐れています。なのでどの女の子にも愛想をふりまいて自分に繋ぎとめておこうとするのが主人公の主な行動です。そして何故かこの漫画の女の子はどの子もバカなので主人公の事が好きで好きでたまらなくどんどん接近してこようとしていつも主人公の思惑通りの展開になってしまいます。


そしてそのパターンがいつも一定なのです。具体的に説明すると

まずAが接近してきます。

主人公はAと親密になっていきます。

Aと付き合いそう(もしくはHしそう)になります。

Bがそれを妬みます(もしくはBが他の男に取られそうになります)。

主人公はBもキープしておきたいのでBにはしります。

Bはコロっと主人公に落とされて、親密になっていきます。

Bと付き合いそう(もしくはHしそう)になります。

Cがそれを妬みます(もしくはCが他の男に取られそうになります)。

主人公はCもキープしておきたいのでCにはしります。

Cはコロっと主人公に落とされて、親密になっていきます

Cと付き合いそう(もしくはHしそう)になります。

気が付くとAが離れていきそうなので…

(以下エンドレス)

演出に微妙な変化をつけたりしますが、大筋はこのパターンです。(漫画として)足りない分はHなシーンを無理やり挟んだりして(むしろ生命線)いちご100%はなんとか単行本10巻分の話をこのパターンで乗り切りました。


ただ読者もそろそろ限界だと思います、単行本10巻もの間同じような話を繰り返されたら誰でも飽きてきます、さらに最近ではいちご100%の生命線のHなシーンですらマンネリ化してきていてます。このマンネリを打破しない事にはいちご100%に未来は無いでしょう(=打ち切り)。


そして問題はそのマンネリを如何にして打破するかですが、ここはごちゃごちゃ書いても仕方無いので具体的な方法を簡潔に書きます。

・なんの前ブレもなく主人公の大幅なキャラ改造。
・手始めに2〜3人の女の子をヤリ捨てる(ヤラれるキャラや順番はアンケート集計)。
・ヤリ捨てた女の子に変な噂をばら撒かれたくので弱みを握る(写真など)。
・男のライバルは邪魔なので肉体的、精神的に追い込んで消す。
・そろそろキャラ数がピンチなので新キャラ登場。
・その中に主人公の事が心底本当に嫌いな女の子がいる(新パターン)。
・今までモテモテ人生を歩んできて調子に乗ってる主人公は強引に手なずけようとする。
・その女の子は断固拒否する(新パターン)。
・主人公は手なずける事に諦める。
・自分のモノにできないので精神的に追い込んで消す(方法は想像にお任せします)。
・流石に罪悪感を感じる(10話くらいひたすら凹み続ける描写)。
・しかし大学に落ちたのでキレて罪悪感は吹き飛ぶ。
・そこで今まで全部主人公の妄想だった事に気付く(夢オチ)。
・ちょうど第1部完。
・そして待望の第2部(舞台はイタリア)へ…。

もし上記の展開を実行して下さったら私は一生ついていきます。ただ1つ、これだけの展開を描くとなると河下先生の力量が不安視される方がいるかもしれませんが、ノー・プロブレムです。河下先生はいちご100%の第1話で「懸垂しながら告白」という前人未到の名シーンを描く力量の持ち主なので、このような展開は屁でもないでしょう。まぁいくつかの具体的なシーンは少年誌に掲載するのは流石に無理だと思うのでそこらへんは年表で飛ばすなりなんなり工夫してくれる事を望みます。狂気の沙汰ほど面白いモノは無いので河下先生には是非頑張ってもらいたいです。


私はいちご100%のこれからに期待しています。

*1:最後確認した時は1位でした。確か最後に見たのは11月後半頃でした。現在は別のアンケートを実地中です。一応参照