ロマンシングサガ・ミンストレルソング

ロマンシング サガ -Minstrel Song-

不親切極まりない難解なシステムとストーリー。それに対するフォロー全く無し。ハッキリ言ってまともな人間なら4〜5時間でこんなゲーム投げ捨てると思います。しかしそれをなんとか思いとどまらせるのがこのシリーズの魅力である、野生感。野生感＝爽快感では無いです。若干の爽快感もありますが、このゲーム全体を包んでいるのは「突き抜けた感」です。他のRPGではほとんどありえない自由度、つまり適当感。何をやっても自由、極端に言えばイベント、スキル、装備品、全部無視な適当プレイでも難易度は究極に上がるもののクリア可。型にハマったプレイをした方が断然楽で、大体の人が2週目以降はマニュアルプレイに以降するのですが、そのマニュアルプレイの中にもジュエルビースト侵攻阻止、ディスティニーストーンMAXサルーイン撃破、など常識を超えた難易度のイベントの数々。適当なプレイでも型にはまったプレイでも、どこまでも突き抜けて広がる幅の広い世界。なんというかこれほど人を選ぶ野生的なゲームは他に無いです。ワケの分からん適当っぽさを笑って許せる度量があり、本当にゲームが好きな人に勧めたい一品。