こばの奇妙な受験(第3部)

そして時は流れ(受験生の)世代も交代する!


・なんて!頭の悪い子たちでしょうッ!ガボ
あなたたちにはこの問題が 解けるかのように見えるの?ガボガボ


・(最後の教科を待たずに絶望的状況で)立ち上がる気か…だが、悲しいかな。
その行動をたとえるなら、ボクサーの前のサンドバッグ…
ただうたれるだけにのみ、立ちあがったのだ


・「悪」?「悪」とは落ちたやつのこと… 「正義」とは合格者のこと…
生き残った者のことだ 過程は問題じゃあない 落ちたやつが『悪』なのだ


・フン おぞましい問題には おぞましい大学がついているものよ


・だが、こんなおれにも、はき気のする「悪」はわかる!!
「悪」とは、大学の都合ためだけにバカをふみつけるやつのことだ!!


・『落ちる』やつに共通する見分け方を発見した。
それは…落ちるやつはタバコの煙を少しでも吸うとだな…
鼻の頭に 血管が浮き出る


・(引っかかった人達)シブイねェ…まったくおたくシブイぜ


・(難しい問題)ドゥー ユゥー アンダスタンンンンドゥ!


・受験生には、伝統的な戦いの発想法があってな…………
ひとつだけ残された戦法があったぜ
それは!『カンニング


・(先生が未だに励ましてくれていて)先生、お言葉ですが
ぼくは自分を知っている…バカではありません


・生涯に3度も大学に落ちた男と
いっしょに試験なんかあまり受けたかねーな


・『落ちるのはこわくない。
 しかし、予備校にすら見捨てられ、無視されるのだけはいやだ』
敗者には 敗者の救世主が必要なんだよ。フフフフ


・もしかしてまた落ちるんですかーッ!?


・そこで問題だ!この悪い頭でどうやってあの大学に入るか?
3択―ひとつだけ選びなさい
答え①突如頭が良くなる
答え②仲間がきて助けてくれる
答え③落ちる。現実は非情である


・答えは③だ……現実はあまくねーぜ 大学の執念の……勝ちってとこか
あばよ この一年


・(東大の問題を見て)今まで出会った どの大学をも越えている凄味を感じたッ!
エンジン音だけ聞いて、ブルドーザーだと認識できるようにわかった!


・(面談で合格無理と言われて)確実! そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!


・一年前、大学は言った…………
『ゲロを吐くぐらいこわがらなくてもいいじゃあないか…
 安心しろ…安心しろよ受験生』
――――くそ……二度と!二度と……落ちるものか……


・これが……「入試問題」だ……受験生達よ
おまえは自分が落ちたことにさえ気づいていない
何が起こったのかも、わかるはずがない……


・(自分の周りの席の人達へ)さ…………最後の……ギリギリ分かる問題…
メ…ッセージ…で…す…これが…せい…いっぱい…です
同志の皆…さん 受け取って…ください…伝わって………ください……


・試験っていうのは キズにもなれねえ、なでるだけのことをいうのか?
3万5千円もした受験料は消えちまったがよ


・フン! 合格することはできんッ!
きさまはチェスや将棋でいう『詰み(チェック・メイト)』にはまったのだッ!


・この大学を合格することはできん…………
「はるばる受験・ツアー・御一行様」は
きさまにとどめを刺して全滅の最後というわけだな…………


・もうおそい!合格不可能よッ!
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーッ


・てめーの敗因は…たったひとつだぜ…受験生…
たったひとつの単純な答えだ…
『てめーは 頭が悪かった』


・(落とした大学が)また会おうッ! わしのことが嫌いじゃあなけりゃあな!…マヌケ面ァ!


第3部完。




書いてる途中で「こんな事してる場合じゃないんじゃ?」という思いと強く戦い続けました…。勉強しなくては…。


元ネタ:12