勇次郎VS郭海皇の予想

勇次郎VS郭海皇の予想をしてみます。


・前話までの理合の話をすっとばして勇次郎が郭海皇を瞬殺。
・序盤こそ郭海皇が有利だが、勇次郎の圧倒的な逆転勝利。(渋川VSジャックの再来)
・長期戦の末に勇次郎が敗北(死亡)。


私の思考能力ではこの3つのパターンを考えるのが限界です。そして当サイトでは3番目の「長期戦の末に勇次郎が敗北(死亡)。」を本命予想したいと思います。「バキ」という漫画を良く知れば知るほどこの予想は有り得ないと思われると思います。しかしあえてこの予想を本命に推します。その理由は2つあります。


まず1つ目はマンネリ化や読者の予想通りの筋道を嫌う恵介先生がこのまま勇次郎勝利という当たり前で面白味に欠ける展開を描くであろうか?とう事です。恵介先生は(特に最近)明らかに読者を意識して漫画を描いておられます。これは範海王の扱いをみても明らかです。本当は恵介先生は勇次郎の「世界中にバラまかれた俺の種」「ガキ供と い〜〜〜〜〜い親友(ダチ)になりそうだぜ」というセリフを伏線にして範馬一族の海王を描きたかったハズなのですが、ジャック・ハンマーの時以上にバレバレであり読者の予想を裏切り驚きを与えれないので、範海王は止む無くただのかませ犬になり下げられて、別の意味で読者に驚きを与えたのです。こう考ると範海王をやけに引っ張った理由もアライ戦の瞬殺劇も納得がいきませんか?


そして2つ目は199話の展開です。バキは勇次郎を呼び出し噛みつこうとするものの軽く一蹴され、「本当に強い…………誇りたくなるほど……"上には"上がある"という言葉が――――――あなたの前ではまるで空しい!」というセリフを吐きます。このシーンは現時点の勇次郎とバキのパワーバランスを描写したものであるか、いつもの「勇次郎ってこんなに強いんだ!」という勇次郎賛美の描写だと受け入れるのが普通ですが、私はこの場面は勇次郎の死の伏線だと思います。私の見解では、バキが勇次郎に対して「憎しみ」以外に「誇り」を持ちバキが父子のつながりを意識し始めた事をポジティブ気味に描写しておいて、その鎖が完全に断ち切れる悲劇さをより深く描こうとするためのものなのです。恵介先生はさりげない伏線はあまり貼らないのですが、恵介先生も漫画家として成長しているという事です。


以上の事から(恵介の性格&伏線)勇次郎が敗北するという事は全く有り得ない話では無いと思います。そしてさらに細かく予想すると、勇次郎が敗北するとしても瞬殺は無いでしょう。数少ないストーリーの核となっているキャラですし、勇次郎が瞬殺されてしまうとバキの世界は完全に崩壊してしまうので、いくら恵介先生でも瞬殺は有り得ないです。そして勇次郎が敗北後生きているというのも有り得ないです。色々理由はありますが、一番の理由は生きていると扱いに困るという事です。つまり「勇次郎が敗北する時=死ぬ(殺される)時」です。


勇次郎が敗北するかもしれないのでこれからのバキに目が離せません。