パ・リーグのプレーオフについて

私はプレーオフ制度が好きです。


これは結果論になるかもしれませんが、西部、ダイエー日本ハム、ロッテが最後の最後まであそこまで緊迫した試合を見せてくれたら、もう観てる方としてはプレーオフ様々です。特に昨日行われた西部VSダイエープレーオフ終戦は本当に名勝負でした。勝者は勿論、プレーオフ絶不調で勝ち越し弾を放てなかった三冠王松中の涙など、敗者にも見るべき姿は多々ありました。勝者西部ナインの歓喜と敗者ダイエーナインの打ちひしがれた姿は本当に対照的でまるで1枚の絵画を見てるように心打たれました。


130数試合の意味が消えたと仰ってる方もおられますが、やはり勝負の世界であらかじめ決められていたルールである以上ここ一番で勝てないのが悪いのではないでしょうか。それに消化試合をダラダラやられるよりも最後の最後まで真剣勝負をして、勝負の世界を「魅せて」くれる方が「プロ野球」だと思います。後あまり触れられて無いのですが、レギュラーシーズンでダイエーが後0、5ゲーム離していたらプレーオフ第2ステージの優越権を獲得して、1勝0敗の時点からのスタートだったのです。正に最初から最後までギリギリの勝負だったのです。


様々な熱いそしてギリギリのドラマを見せてくれた今年のパ・リーグの「パ・リーグ王者」という称号は「日本一」の称号に匹敵しているかのように思われます。