名作の条件

漫画、小説、ゲームととりあえず自分が知ってる身近な表現媒体を用いてる作品に関する事ですけど名作には如何なる条件があるかと考えた場合、一番大きな条件は「魅力的な世界観を描けているか」という点が一番大きいと思います。


漫画ならば絵柄やコマ割り、小説で言えば文体や構成、ゲームで言えば操作性やシステム、勿論それがしっかりしてないとそれだけで駄作になってしまうのですがそれが出来ていたからといってその作品が名作になる事は決してできないと思うのです。ここが良作と名作の分かれ道かと。「魅力的な世界観」それの世界はお花畑があって動物達が戯れる文字通り「魅力的」な世界でもいいし、草1つ無い荒廃した世界でもいいし、主人公とライバル…2人の抽象的な意味での「世界」でもいいし、とにかく人間の感性を揺さぶるようなものであればなんでもいいのです。万人ウケする必要は無いです。


ただこれは「頑張れば世界観を出せる」というレベルの代物でなく、やはり作り手のセンスの部分が大きいのかと。どんなに丁寧にキャラを描いても、どんなに丁寧に背景を描写しても、どんなに丁寧にグラフィックを描いても、「ただ丁寧なだけ」もしくは「ただ綺麗なだけ」という作品は吐いて捨てる程あります。こうなるとやはり「世界を描く」という事は努力だけでは届かないものなんだと改めて思います。作家やクリエイターのセンスの差はこうした部分に出るのでしょう。


これを前提とした上で少し書きたかった事もあるのですがそれはまた今度書くとします。